きらめきに落ちて。

生きるならドラマティックに、私のしあわせを演出したい。

もうひとつの本音

また自殺に失敗しました。いや、最初から死ぬ気なんてなかったのかもしれません。今回は抗がん剤のODです。悪性血液腫瘍の骨髄移植前処置に使う薬を前処置に使う量飲みました。前処置の場合この薬を点滴投与するのに加えて、放射線を全身に照射し、骨髄が自らの力だけで造血する機能を破壊します。
白血病再生不良性貧血の患者でもそんな強力な治療をしないと造血幹細胞を致命的に破壊することができません。健康な造血能力を持つ骨髄機能が前処置量の抗がん剤を投与しただけで、殺されることはないのです。
私はそれを理解した上で、副作用の骨髄抑制に注目して自らに経口投与しました。その結果強烈な骨髄抑制が起こり、白血球数は激減しました。そのタイミングで感染症を起こして敗血症からの死を計画していました。感染症を起こす方法は、経口でできる食中毒を選びました。具体的な方法は生肉と加熱用の貝類の生食です。
食べれませんでした。食べていたら計画通り死んでいたかもしれません。恐怖心に負けました。いつもは振り切れる恐怖心もこの時ばかりは無理でした。体に起こるうる症状を理解し過ぎていたからでしょう。やはり私は確実な死の方法をとることができないのです。いつも中途半端なことしかしません。しかし今までの中で1番死に近付いたと思います。 この薬は白血球のナディアまでの日数が短く、回復も早いのが特徴です。だから今の私の体は骨髄抑制が解けています。他の副作用の脱毛、口内炎、腎機能障害などが出ていますが、失敗した時のそのリスクさえも覚悟していました。後悔はまだしていません。発がん性のある薬ですので、数年後悪性血液疾患が発症するかもしれません。今のところそれが希望なのです。総投与量の増加と発がん性リスクに関係性があるようです。詳しくは調べきれませんでした。
私の血液への執着の強さを認識しました。私は血液疾患になりたいのです。血液に恨みがあるのです。私もきょうだいと同じ血筋に生まれたかったのです。自分の血液が汚いものにしか思えません。だから、抗がん剤を使うのです。血液を破壊するのです。そして血液は検査が容易で、データも読解しやすいので、素人でも少し勉強すれば病態をなんとなくでも把握することができます。
骨髄移植をして血液を総入れ替えしたところで、私の血筋への不満は消えないでしょう。きょうだいと明らかに違う顔、体型、不満の矛先が変わるだけです。分かっているのに私は血液へ怒りをぶつけてしまうのです。可哀想な血液ですね。血液が赤の他人のドナーのDNAにすり替わっても、きょうだいとマッチするわけがありませんが奇跡的にマッチしてドナーになってもらえても、血筋を恨み続けるのでしょう。それが無駄だということに私はもう気づいています。でも諦めきれないのです。
私の目的は死ではなく、血液疾患になることだったのです。やってから気づきました。
だから自殺は失敗して副作用も大きすぎるのに、私は後悔していないのです。すっきりしているぐらいです。もろもろの副作用による体調不良で体を休めることができたのも、大きいと思います。まだ不調なので体はしんどいのですけどね。
私はまだ死にたくありません。
人生大逆転するための妙案が浮かびました。精神的な気分の変動や不眠を治療しながら、その案件に取り組もうと思います。何年かかるかさえ想定不能な大きなプロジェクトです。私のことを知る人に話せば無謀だと言われるだろうチャレンジです。もともとそれをできたらなと空想だけはしていました。でも行動するだけの意欲がありませんでした。
それを達成することが楽しみです。

 

 

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