自分が信じられない
痛みがある。それは本当に痛みなのか。痛みの尺度は分からない。私は本当に強い痛みを感じているのか。
痛みに強いと思う。
極度の痛みで動けなくなるまで、演技をして平気を装う。おかしいよ。
あなたと一緒に働きたい。一日足りとも休みたくない。早く会いたい。
頑張っている、これからも続けて欲しい。
こんなことが起こって良い解雇理由になるだろうと思っていたのに、予想外の言葉を頂いた。無理はしないでほしい、可能な限りサポートする、何かあればすぐに相談して欲しい。
大切にしてもらえることが嬉しくて、頑張ってきて良かったと思ったの。
やっぱり神経内科に行くことになりそうだよ。神経の損傷がどの程度なのか、そもそも神経の痛みなのか、専門家に診断してもらおう。
婦人科疾患は経過観察。
優しい柔らかい良い先生がみてくれている。私の痛みを診断しようとしてくれる。他科への連携もすぐに取ってくれる。私に寄り添ってくれる。
精神科に書いてくれた紹介状にも精神的なものからくる痛みの可能性もあるので判断してほしいと書いてくれた。
どこの病院に行っても相手にされることなく、痛みをまともに取り扱ってもらえなかった。検査すらしてもらえなかった。漫然と鎮痛剤を処方された。
神経内科に行ってちゃんと検査してもらえる?
私もう新しい病院に行くの嫌だよ。病院にばかり行きたくないよ。私を精神科患者としてしか見てくれない病院に行きたくないよ。私が迷惑行為をするどうしようもない人だと決めつける病院に行きたくないよ。
私の何がわかるのさ。なんの気持ちがわかるのさ。苦しみながら生きてきて、普通にはなれなかった私の何がわかるのさ。
特別扱いされたいんじゃないよ。普通に接してほしいんだ。過去ですらない事前情報で明らかにこういうものだと扱われると、私はそれに合わせてしまう。精神疾患を演じてしまう。
毅然たる私を持ちたい。仕事をしている時のできる女を演じている自分が好き。その差が縮んでいくといいな。
おわり