きらめきに落ちて。

生きるならドラマティックに、私のしあわせを演出したい。

仕合わせ

ママさんの輝くような笑顔が素敵で、その笑顔が見たくてまた来なきゃと思う。

人に合わせて巧みに会話し、全体を見渡してさらりと仕事をこなす姿がかっこよくて、そんなママさんを見るととびっきりの笑顔なんだ。

知識の深さ、人の名前を完璧に覚えていること、おちゃめな面…良いところを上げるとキリがないよ。

 

世間知らずだというのはとっくにバレている。

メンヘラなのもバレただろう。

それなのにママさんはそこには触れずにいてくれる。ありがたい。

 

2日目の今日は勤務中に適宜指導があった。

本当に何も分からないから、教えて貰えることがありがたい。もっとビシバシ指導してほしいぐらい。

何も分からずに下手な仕事をするより、大切なことを教えて貰って良い仕事をするほうが私はこの仕事をして良かったと思えるはずだよ。やるからには学びを得たい。

 

仕事をしている間は楽しいのになぁ…。帰り道頭の中で反省会が激しくなる。家に着く頃には自己嫌悪でひどい顔をしていると思う。

自分への不満ばかり見当たって、なけなしの自信の髄まで絞られていくような感覚。

 

お客さん、ママと話したいんだろうなぁ。

私と話してても楽しくないよなぁ。

なんて思いながら接客してたら駄目だよね。私も接客術を学ばなきゃこの仕事やっていけない。

あと真面目すぎるのは良くないのかもしれない。

冗談も言えるようになりたい。

気配りもちゃんとできるようになりたい。

接客をする時はグラスの減り具合や手持ち無沙汰なゴミの回収などチェックしながら接客。

1人ではできたけど4人になると抜けている部分ができた。緊張感を忘れないようにしよう。

 

次回の目標は最低限の気配りを怠らないために緊張感を持つこと。かな。

 

今日も楽しかった。お酒を飲む人と関わったことがなかったけど、楽しくお酒を飲める世界で飲むお酒は美味しいんだろうなと思った。

 

ママさんがお客さんと一緒に「ベテランまで育てよう」と言っていた。

お客さんが良いママだよ、良い店に入ったね、○○ちゃんは裏切らないからちゃんとついていきなさい。と言っていた。

 

頑張ろう。

ここで働いていったら、私の自己肯定感も育っていく気がする。

実力がないから欠点ばかり目に付くのだろう。

自己肯定感を上げるためには実体験が必要なのかもしれない。人との関わり、社会との関わり、生きる世界からの承認。

 

私が今日1番頑張ったのは掃除と皿洗いです。ママさんはきっちりやるけど大ざっぱなところがあるから、細かい所の汚れが気になる私はハイターを駆使して汚れを落としました。

まだ気になるところがあるから次回やりたいと思う。

 

今の自分ができる限りのことはやれた。

お疲れ様。私。

 

いつまでも初心者では居られないし、お金を貰ってやる仕事なんだから期待されている事は最低限やりたい。

 

無理をしない。少しずつでも成長していく努力をする。自分らしさを失わない。私の良さも生かす。

 

私を採用してくれて、私を大事にしてくれるママさんの期待に応えたいんだ。

私のためにドレスを見繕ってくれたママさん。

気を使っているのか、私にキツイことを言わないママさん。

丁寧に仕事を教えてくれるママさん。

 

まだ3回しか会っていないのに、私はきっと彼女が大好き。理想化しているのかな。違うと思うけど。

 

私幸せだ。

 

おわり